スマホで漫画を読める電子コミックが流行っています。
近年流行り続けている電子コミックについてメリットやデメリットなどについて
紹介していきます。
電子コミックとは?
電子コミックとは、漫画をデジタルコンテンツ化したもの、つまり、電子書籍として配信される漫画のことである。
電子書籍の一種として扱われる場合も多いです。
電子コミックのメリット
電子コミックの基本的なメリットを4つお伝えしたいと思います。
1.スペースをとらない
一つのデバイスで閲覧できるため、本棚などに置く必要がありません。
部屋にスペースを確保する必要が無いので漫画をそこら辺に置きっぱなしになり
部屋がちらかることがありません。
2.いつでもどこでも読める
タブレットやスマートフォンの電源が入っていれば、時と場所を選ばず漫画が読めます。
電車での移動中や、することが無くて暇な時間も有効活用できます。
3.本を見つけやすい
購入した漫画は履歴として残っているので、本棚で○○の1巻どこかな?みたいに探しまくる様な途方にくれることもありません。
普段から整理整頓を行わない人からすると、購入履歴さえ見れば解決することであり、物をすぐ無くしてしまう人には、とても便利なことだと思います。
4.簡単に入手できる
わざわざお店まで行かなくても、電子決済で簡単に入手できます。
絶版になってしまった作品など書店では、入手困難な漫画も電子コミックとして復活していることがありますので、探していた漫画が見つかることもあります。
お店で漫画を探すのも大変ですが電子コミックだと検索すれば出てくるので
すごい便利だと思います。
電子コミックのデメリット
電子コミックの基本的なデメリットを4つお伝えしたいと思います。
1.小さい画面だと読みづらい
大きめのタブレットやPCのモニターで見るには、とてもいいと思います。
ただ、スマートフォンの画面で見るにはちょっと小さいかなと個人的には思います。
台詞や細かい部分も拡大すればいいのですが、拡大したり縮小したりするのは、正直めんどくさいですよね。
2.臨場感が伝わりづらい
スマートフォンやタブレットを縦向きにして読んでいると、見開きが分割されて表示されるため、左右にまたがるページの場合、どうしても臨場感が半減してしまいます。
漫画の本でいえば、両面ページを使っている場面などのことです。
横向きにすれば左右のページが一つの画面で表示されますが、スマートフォンの画面だと文字が小さくなって見辛くなってしまいます。
3.家族や友人との貸し借りが難しい
タブレットやスマートフォンごと貸せばいいのですが、なかなか人にタブレットや携帯を貸すことはできないですよね。
やはり個人情報や人によったら見せたくないデータなどがあったり、簡単に貸すのはちょっと気がひけますよね。
それに、SNSを活用する人は、デジタルデバイスは手元に置いておきたいと考えますよね。
長時間漫画閲覧の為に貸すことは厳しいと思います。
4.電子コミックにならない漫画もある
漫画家の中にも「紙で読まれることを前提に作品を作っている」という理由で、今後も紙媒体での掲載を望んでいる方もいらっしゃいます。
この場合は、本屋で探すしかないですよね。
購入と閲覧が気軽に、いつでもできるのが電子コミックで、臨場感を求めるならば紙媒体、といったところでしょうか。
人によって感じ方や重要視する部分も違うので、参考として見ていただければと思います。
電子コミックの市場規模を解説
電子コミック市場は、2022年も拡大を続けています。
その規模は、2019年時点で2,989億円となっており、電子書籍業界全体で1番の市場規模です。
電子書籍全体で電子コミックのシェアは業界全体のおよそ86%にあたります。
シェア率がとても高いことからも分かる通り、電子コミックというのは書籍業界全体を支えている一大ジャンルなのです。
この傾向というのは今後も続いていくと考えられます。
漫画アプリの市場も拡大している
漫画アプリの存在も、電子コミック市場の拡大に繋がっています。
電子コミック市場において主流な配信方法の1つとなっており、動画サイトなどではマンガアプリの広告も増加傾向になっています。
ここまで市場が拡大してきたのも、そうした広告規模の拡大が理由の1つにあると考えられています。
スマートフォンなどで気軽にエンタメを楽しむことができるようになった結果、電子コミックにもそのユーザーが流入しており、今後マンガアプリの広告も増えていくと予想されます。
広告の増加に伴い流入数も更に増え、電子コミック市場の拡大にも繋がることでしょう。
電子書籍化によって変わったこと
今漫画の多くは、紙媒体ではなくデジタルで売れるようになってきています。
しかし、漫画のダウンロード数がはっきりと判明しないため、どのくらい盛況なのかが全く分からないという問題が起きています。
その上で話すと電子書籍の売上は既に紙媒体よりも多く売れています。
これは、様々な場所で報告されているので間違いは、ありません。
いろんな漫画を買うとかたずけや置く場所にも数が増えれば増えるほど困りますよね。
電子書籍ならかさばることもなく、売り手側も在庫を抱える必要がないから出版等に掛かる諸経費をほとんど削減できます。
こうしたメリットが非常に大きいため紙媒体から電子書籍に移行するのもよく分かります。
ただ、漫画は電子書籍になって特をしたのだろうか?というとアニメと違い見てから買うのではなく、買ってから見るという仕組みだったため、違法による損失が大きかったという情報もあります。
近年は、電子書籍が発達したおかげで、こうした違法を摘発し、損失を減らせたと言えます。
買いやすくなったことで生まれた利益は大きく、諸経費削減分、1作品を安くできるようになっているので、電子書籍化はメリットがあったと言えます。
電子媒体にして明確に利益が下がってしまうようなら、漫画の電子書籍を宣伝することもないので、儲かっていることは確かですよね。
ちなみに売れ行きを公表しない理由
ネットで調べたところ、テレビ業界との関係性が挙げられておりテレビ会社は、漫画がこうした媒体になってしまうことで、タブレットを買う人が増え、テレビ番組の視聴率が下がってしまうことを恐れているようです。
ただでさえ若い人達のテレビ離れやYOUTUBEなどに行ってしまっている、ユーザーがいるので尚更不安になっているようですね。
それを考えるなら、テレビ業界は、ツイッターなどのSNSとYouTubeに行ってしまったユーザーを取り戻すことに着手すべきと思います。
それと、ダウンロード数が公表されない原因はともかく、漫画業界は電子書籍で販売できるようになったことから電子書籍の売上を伸ばしそして、その数値は既に紙媒体を上回ったため、紙媒体の二倍以上の売上が得られていると推測できています。
電子書籍の売り上げが上がることにより、週刊誌の売り上げが低迷
電子書籍の売り上げが上がることにより、今の週刊漫画雑誌の売上が下がっているが、実態はどうなのか?
週刊誌の紙媒体の売上は、かつてジャンプは600万部を超えていました。
しかし、今では200万部を切るようになっています。
電子書籍の補正を掛けたとしても400万部程度の売上がありますが、全盛期と比べて売上が下がっていることは確かです。
ジャンプ売上650万→190万
マガジン売上450万→96万
サンデー売上220万→35万
と見ると、全体的に売上自体が下がっています。
電子書籍とコミックスに売上が移行しただけならいいですが、サンデーは確実に目減りしていますよね。
サンデーは、アニメ化していない作品も多く、現在の大きなタイトルも名探偵コナンだけになってしまっています。
このため、凄まじく低下してしまったことは確かです。
少しずつでもアニメ化してかないと売上を保てない現実があるのかも知れません。
アニメ業界のアニメ化し過ぎによる無理くりな売上ブーストが目立ちますが、アニメ化される状況の中で、アニメ化がこれほど少ないというのは、アニメ化する力が無くなってきているということです。
またアニメ化して勝負になりそうな作品が減っているのかも知れないです。
昔に比べるとジャンプは全盛期ほど売れてはいないものの、電子書籍・コミックスに収益が移行しただけで急激に落ち込んではいないと言われています。
ただサンデーに関して完全に落ち込んでしまったと言われています。
ただ、漫画家は年間10万売れれば収益は安定するだろうから、サンデー誌に連載している人が暮らしていけないということは決してありません。
それでも週刊誌が売上を復活させるためには、アニメでヒットして何クールも作り続けないといけないらしく、資金の流れを生み出せないといけないみたいです。
売り上げも半減以上に下がってしまっている雑誌系統は落ち込んでいますが、漫画業界自体はむしろこれから伸びていく産業なので、良い作品を作り続け、上手くアニメ化してヒットさせていくことが重要になってきますね。
どんどん新しく夢中にさせてくれる漫画をいろいろな漫画家さんに書いていってもらいたいですね。
まとめ
今回は、電子コミックについてメリットやデメリットや電子コミックの市場規模や電子書籍化により変わったことをお伝えしました。
やはりコロナにより影響をうけている部分も多少あるのか、家でいる時間も長くなり、あまり外に出歩くこともなくなり、電子コミックなどで本を購入することが増えてきているのだと思います。
わーさんです。
今回も最後まで読んでいただいてありがとうございます。
今回は、2022年流行るだろう電子コミックについて記事を書きました。
引き続き書いていきますのでよろしくお願いいたします。