今回の記事では、NLPコーチングについて詳しくお伝えと、従来のコーチングとの違いなどについてお伝えしています。
この記事を読むことで自分に向いているコーチングはどういうものなのかもわかり自分に合ったコーチングの手法を取り入れることができると思います。
神経言語プログラミング

ちなみにNLPコーチングというのは何かというと、神経言語プログラミングという学術用語の略語です。
1970年代にアメリカ・カリフォルニア州のサンタクルーズ大学で開発が始まった、優れたコミュニケーターの研究・分析に基づく優れたコミュニケーションスキルの体系のことを指し、大学の言語教授であったジョンブリンダー氏と弟子のリチャード・バンドラー氏が開発したものです。
NLPは人間の「才能」面に着目し、主にセラピー分野で才能を発揮した人々を対象に研究が行われ、理論が作られていきました。
コーチングとの違い

通常のコーチングとNLPコーチングの違いを分かりやすく伝えていきます。
コーチングとNLPコーチングとの違いについて分かりやすくまとめると、コーチングが従来的な手法であるなら、NLPコーチングは、心理学や言語学といった学術理論が下支えとなった、より現代的なコーチング手法をいいます。
ちなみにどちらも言語を活用して能力を開発することに違いはないのですが、私自身が受けているコーチングがNLPコーチングよりのコーチングであるので、とても身近に感じています。
理論の下支えがあるコーチング手法

【NLPコーチング】は従来のコーチング手法に、さらに心理学や言語学とを組め合わせて、心の深層に働きかけるコーチングプログラムに進化させたのです。
NLPコーチングを行うことにより、従来のコーチングでは引き出すのが難しかった自己変革や他者支援といった部分を効果的に引き出せるようになります。
NLPコーチングは、従来のコーチング手法にありがちだった、コーチ自身の明文化されない経験則の部分を心理学と言語学などの理論でサポートすることによって精度の高いコーチングを行えるようになります。
カウンセラーなどが注目しているNLPコーチング

NLPコーチングは、心理学と言語学といった学術的な理論を取り入れた、言わばモダンなコーチング手法である。
学術的要素があるために、コーチングやカウンセリングを学ばれた人がさらにスキルを勉強するための1つとしてNLPコーチングを習得するというケースがでてきています。
NLPコーチングは深層心理を働きかける。

従来のコーチング手法では、問いかけを繰り返すことによってコーチングを受けるクライアントから考えや答えを引き出すのが主でありました。
言わば、脳で理解できる「言語」を駆使していたものです。
従来のコーチング手法で得られていた、言葉のやり取りによる思考の変化、気付きといったメリットそこままに、さらに本人ですら認知し得ない部分にまでアプローチが行えますので非常に高いコーチング効果が得られるとされています。
NLPコーチングには、こんな人におすすめ

前途したとおり、コーチングやカウンセリングを学ばれた方はもちろん、以下のケースに当てはまる方にもNLPコーチングの習得がおすすめです。
- 人間の能力開発にかかわりたい。
- 特定分野の仕事をして活躍したい。
- 組織のパフォーマンスを新しいソリューションで改善させてみたい。(人事や上司の方)
上記の3つのケースに当てはまる人にはNLPコーチングは特におすすめになっています。
「感情」のコントロールに効果的なNLPコーチング
NLPコーチングのなかでも感情のコントロールに効果的な手法を2つほどお伝えいたします。
この2つは、【チェアワーク】と【タイムライン】といいます。
下記の記事で詳しくお伝えいたします。
【チェアワーク】

自分の価値観ばかりを優先していると、相手を理解することが難しくなります。
とにかく結果を出すことを目標にして働いている人は、残業も労働時間もあまり気にならないでしょう。

目標も達していないのに定時に帰宅する人が許せない!
という気持ちになります。
相手の価値観を理解できないと、次第に人間関係は悪化していくのです。
そこで椅子を2つ用意し、相手の立場に立って考える手法を「ポジションチェンジ」と呼びます。
「わだかまりや、苦手意識を解消」する大切なチェアワークです。
まずは、左の椅子に座り、相手に伝えたいことを紙に書きます。(頭で思い描くだけでもOKです)
そして次に右の椅子に座り相手の立場に立って、その内容を受け止めるのです。



相手の立場から見えるものや感じるものは、また違いますよね。
こうして相手の立場で考えるきっかけを作っていくのです。
相手への理解が深まると、その後の好意を得るためのポジティブな行動にも繋がっていきます。
【タイムライン】


人は時の流れを一本の線のように捉えています。
これが「タイムライン」です。
左側の過去から、右側の未来に時間が流れていく人は、一般的に客観的に自分を見ることができるので計画性に優れていると言われています。
また過去が後ろで未来が前になっている人は主観的で、今に集中するあまり時間にルーズになりがちという側面があります。
このタイムラインをめぐって過去にさかのぼり「ネガティブな体験やイメージを上書きしていく」のが「タイムラインを使ったワーク」です。
NLPは、心理学の要素を取り入れているため、潜在意識への働きかけも上手です。
潜在意識から変えていくことで「癒し」の効果をもたらし、好ましい変化を起こすことができるのです。
この存在意識の扱い方が、従来のコーチングとNLPコーチングの決定的な違いとなります。
人間関係のストレス耐性


自分の視点を変えることによって、相手の言動をどう受け止めるかも変わってきます。
必要以上にネガティブになっているケースでは、NLPコーチングで視点を変えて、ポジティブに受け止められるようにすると、人間関係によるストレスも劇的に軽減されます。
問題解決・判断力の向上


コーチングによって身に付く力は、自分で問題に気が付き、自分で問題を解決するという自主性です。
これはリーダーとしての判断力の向上にも繋がります。
上司にあたる人や新しいリーダーの育成にNLPコーチングが有効活用されているのはそのためであります。
さいごに


コーチングは、言葉がもたらす影響力を巧みに利用して本人の能力開発を行います。
NLPコーチングは、生い立ちこそ異なるものの、言葉を通して人間の持つ悩みや不安といった
ネガティブ要素を克服させてきた、セラピストの知見が理論的にまとめられた現代的なコーチング手法とみることができます。
いずれも、スポーツビジネスなどあらゆるシーンで能力開発を行うために注目されているものです。
どちらが優れているか、いないとかの優劣をつける話ではなく、コーチング手法にもいくつかの手法が存在していることを知って、それぞれの特徴を把握しておき、良いと思ったものは取り入れる、そういう柔軟な姿勢が大切でしょう。
私自身もおかげさまで良いものは取り入れるという考えの柔軟な姿勢になれました。
今回の記事では、NLPコーチングについてお伝えいたしました。
他にもコーチングの手法のなかでもよく使用されているバックトラッキングについての記事も書いていますので興味のある方は下記の記事を併せて読んで見てください。


コーチングを受けてみてどう変われるのかメリットやデメリットもお伝えしているので下記の記事もぜひ併せて読んで見てください。


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