コーチングスキルのタイプ分け【目的志向型と問題回避型】について‼

今回の記事では、コーチングスキル【目的志向型と問題回避型】についてお伝えしたいと思います。

人は大きく分けると「目的志向型」タイプと「問題回避型」の2つのタイプに分けられます。

モチベーションの方向性は、目標に向かっていくパターンと問題を回避したいパターンの2つ

に分かれるという意味です。

ちなみに皆さんは、どちらのタイプの思考が強いですか?

少し頭に思い浮かべてみてください。

目次

目的志向型のタイプとは?

目的志向型のタイプの人は、目標達成に意識を集中します。

取得する、所属する、達成する、到達すること、などでモチベーションが上がります。

しかし、問題を回避すべき事態を認識したり、問題点を認識することが苦手なことがあります。

物事に優先順位を付けるのが得意で、ゴールが見えることでモチベーションが最も上がるのです。

逆に向かいたいゴールや目的が見えないものには、やる気を失いがちという側面があります。

問題回避型のタイプとは?

問題回避型のタイプの人は、回避すべき物事、排除すべき物事、起こってはならない物事を簡単に認識することができます。

解決されなければならない問題や避けるべき事態があるとき、彼らはやる気になります。

しかし目標に意識を集中させることが苦手な場面があります。

注意散漫になりやすく、好ましくない状態には自然と反応してしまいます。
問題にばかり集中してしまうので、優先順位に沿って進めることが出来なくなる場合があります。

脅威があると意識が上がります。

問題回避型の人間は、問題解決が得意で物事の計画段階で起こる障害も予測することが得意です。

2つのタイプの質問事例

2つのタイプの質問事例についてお伝えしていきます。

歯は、何のためにみがきますか?

この最初の質問でどちらのタイプに傾向が強いかがわかります。

【目的志向型のタイプの人】

歯を綺麗に維持したいからです。

もしくは、気持ち良く過ごしたいからです。

あとは、モテたいからです。

など、これが目的志向型のパターンの人です。

【問題回避型のタイプの人】

口が臭くて周囲の人に嫌われたくないからです。

虫歯になって痛くなりたくないからです。

私は、どちらかというと問題回避型のタイプに近いと思うのでこういう事例は、たくさん

思いつきます。

なんとなくでも、ご理解いただけたでしょうか?

【目的志向型、問題回避型の割合】

世の中では、目的志向型、問題回避型の割合がだされています。

目的志向型のタイプが40%問題回避型のタイプが40%半々が20%といわれています。

また、これらはコンテクストといって状況によって変わる場合があります。

私もやらなければならない仕事は問題回避型ですが、自分がやりたいと思うような仕事は、

目的志向型だったりもします。

家庭では、問題回避よりです、基本もめごとが起こらないように過ごしています。

スピーチや朝礼をする人には必要なスキル

この目的志向、問題回避という考え方は個人でのコーチングやカウンセリングで使えるのは、元よりスピーチや朝礼での話す内容にも使えるスキルです。

ある国の大統領が就任された際の演説で以下のように述べています。

(目的志向型)

【我々は、次に掲げる目標を実現するために団結し、人間中心の自由な社会を作ることが我が政府の公約である。】

(問題回避型)

【その公約とは、飢餓からの自由、略奪からの自由、無知からの自由、抑圧からの自由、そしてその恐怖からの自由】

人は、大きく目的志向型と問題回避型に分かれるのであれば、どちらの人にも届く言葉である必要があります。

他民族がいる大統領の演説なら、尚更のことですとね、上司と部下の場合でも同じことがいえます。

仮に朝礼で、一生懸命に伝えても、伝わっているのか伝わっていないのか、わからないと思うのであれば、あなたがどちらかの言語パターンで話し続けている可能性があります。

例えば、

  1. 【今月のキャンペーンを成功させて表彰されよう。】
  2. 【このキャンペーンで表彰されることで、本部から売り上げのことで指示されることがへるから頑張ろう】

上に立っている方の多くの方の多くは、目的志向型のタイプの人が多いイメージです。

ただ、パートさんやバイトの方などで問題回避型のタイプの人が多い場合には響かないことがあります。

そういう場合には、

  1. 【このキャンペーンで表彰されよう、それにより余計なプレッシャーも掛からないで伸び伸びと働けるようになる、やるときはやりましょう。】

上記は、目的志向型と問題回避型をミックスさせているのがわかると思います。

さいごに

自分の話を熱心に聞いてくれる人は、2つのパターンのどちらかが合う場合が多いのです。

これは、セールスでも同じことが言えます。

それ以前に生理的に合う、合わないというのもありますが目的志向型と問題回避型が合ってなかったとしたら、伝え方を変えるだけで成功率も上がると思います。

実際に、この2つのパターンを言葉にするには練習が必要です。

ただ、この2つのパターンを使いこなすことができれば未来は明るいと思います。

実際に、意識してみるといろいろ分かることもあるので普段、意識できそうな場面があればぜひ意識してみてください。

他にもコーチングの手法としてもよく使用されているサンドイッチフィードバックについての記事も下記で紹介していますので興味のある方はぜひこちらも併せて読んで見てください。

コーチングにも関連しているアドラー心理学の代表的な嫌われる勇気についての記事も作成しています。

この記事を読むことで嫌われる勇気が持てるのは間違いないと思います。

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