脳科学コーチングについて、コーチングのなかでも有名なコーチングの手法であり、6つのポイントも紹介‼
自分自身の中で秘められている様々な可能性を引き出すことも可能であり、他にも様々な情報をお伝えします。
脳科学コーチングとは?
人には、生まれながらにして人生をより良く変えようとする力が備わっています。
その中で、より良く変わりたいけれど、なかなか変われないということがよくあります。
変われない理由が理解できると、より良く変わるための対策が立てられますよね、そもそも脳科学コーチングでは、脳の機能の視点からあなたの目標達成のサポートができるようになります。
脳科学とは?
知覚・運動制御・記憶・学習・感情などの脳の働きを研究する学問です。
他にも医学・生物学・遺伝学・電子工学・心理学など広い分野で研究が進んでいる神経科学のことをいいます。
脳科学コーチングで実現可能な内容例
1.より良い習慣を身につけたい。
(例)ダイエット、学習習慣、生活リズム、ウォーキング、好き嫌いのない食生活等
2. やめたい習慣がある。
(例)喫煙、過度な習慣(スマホ・テレビゲーム・パチンコ・飲酒、暴飲暴食等)
3. 自分が本当にやりたいことを見つけたい。
(例)起業、能力開発(語学・芸術・スポーツ・音楽等)、学力向上、様々な夢の実現
4. 脳科学とは何か?と興味を持った。
(例)無限の可能性、コンフォートゾーン、セルフイメージ、網様体賦活系(RAS)
等の方が脳科学コーチングに適しているとよく言われています。
自問自答力を高める脳科学コーチング
人生が変わらないのは、行動習慣と思考が変わらないからです。
あなたの望む人生を手に入れるためには、どのような行動習慣と思考が必要なのでしょう?
それを探し出すには「質問に答えながら考え」「行動を起こす」という二つが早道となります。
でも、それはひとりではなかなか達成しづらいことですよね。
それはあなたの行動が変わらない背景に「脳が許可を出していないから」という脳の性質による原因があるからかもしれませんよね。
人間の身体はいうなれば自動運転の車、その制御装置に当たる部分が脳になります。
それだけに既存のプログラムで対応できない事態になった場合、いち早く自動運転を解除することが必要となります。
この脳の性質を理解した「脳科学コーチング」で、皆様の願望がより速く実現するためのサポートをしてくれます。
脳科学が教える「効率的に学習する方法」6つのポイント
学習の仕方は人によって少しずつ違いますが、脳が新しい情報を取り入れる仕組みには、いくつかの共通点があります。
そして、その仕組みを知っておけば、最も効率的な学習戦略を選ぶ助けになるはずです。
この記事では、脳の学習システムについて、知っておくべき6つのポイントを詳しく説明していきます。
1.視覚的な情報のほうが覚えやすい
脳のリソースの50%は、視覚に使われています。
脳のパワーの半分は、あなたの目と、見たものを情報に変換する脳内プロセスに割かれているのです。
それ以外のすべての体の機能については、残りの半分を分けあって維持されています。
視覚は、膨大なパワーを消費しているだけではありません。
情報の吸収に関しては、他の感覚よりも優れています。
とてもわかりやすい例として、ある実験を紹介します。
実験では、ワイン愛好家に赤ワインのテイスティングをしてもらったときに実は、飲んでもらったものは、白ワインに無味無臭の赤い色素を混ぜたものでした。
これを飲んでもらって、ワイン愛好家が味と香りだけをもとに、白ワインだと判別できるかどうかを調べたのです。
結果を言えば、判別できませんでした。
身のまわりの情報を読みとって理解するうえで、視覚はとても大きな役割を果たしています。
そのため、ほかの感覚から得た情報を圧倒してしまうことがあるのです。
もう1つ、視覚にまつわる興味深い研究結果があります。
実は私たちは、文章を画像として処理しているのです。
たとえば、あなたの脳は、この文章を読んでいる間も、1文字1文字を1つの画像として解釈しているはずです。
そのため、文字を読むには膨大な情報を処理しなくてはならず、とても非効率的です。
これに対して、絵や写真を1枚だけ見る場合は、簡単かつすばやく情報を取り入れられます。
ただの絵や写真でも良いのですが、私たち人間は基本的に静止しているものよりも、動いているものに特別な注意を払うようにできています。
ですから、何かを学習する際には、映画やアニメは大きな効果を発揮します。
2.細部よりも全体像のほうが覚えやすい
新しいコンセプトをたくさん学んでいる時は、大量の情報に飲まれて迷子になってしまいがちです。
情報に飲まれないようにするための方法のひとつが、常に全体像に戻ってたしかめることです。
何か新しいことをはじめる時、ふつうは全体像から出発します。
それから細部をひとつずつ習っていくわけですが、いつも全体像に立ち返って、今教わったばかりの新しい概念がどこに収まるのかを考えれば、情報を覚えやすくなるはずです。
実を言えば、私たちの脳には、学習内容の細部よりも、全体的な骨子に注意を向けやすいという傾向があります。
ですから、「全体像に立ち返る」という方法は、脳本来の傾向に沿ったものと言えるでしょう。
脳が新しい情報を取り入れる際には、その情報と関連するデータがすでに脳内にあるほうが、情報を記憶しやすくなります。
まず全体像を把握する方法が効果的なのは、そのためです。
全体像を頭に入れておけば、細部の情報を取り入れた時に、関連づけて覚えやすくなるというわけです。
このことを少し例を出して説明してみます。
始めに、脳の中で棚がいっぱいあるクローゼットだと
想像してみてください。
服が増えて棚がいっぱいになってきたら、
カテゴリーにわけて整理するようになりますね。
たとえば、黒のセーター(新しい情報)を新しく追加するなら、セーターの棚に置いても良いし、黒い服の棚、冬服の棚、ウールの棚のどこにしまっても構いません。
現実のクローゼットでは、1枚のセーターを複数の棚にしまうことはできませんが、脳のなかでは、新しい情報が入ってくると、もともとあったアイデアの1つひとつと結びつけられます。
そうして覚えた情報は、後々思い出しやすくなります。
というのも、新しい情報を覚える時に、すでに知っていた他のいろいろな情報と関連づけて記憶したからです。
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3.睡眠は、学習と記憶に大きく影響する
複数の研究結果によれば、新しいことを学んで、それをテストするまでの間に1晩の睡眠をはさむと、テストの結果が大きく向上するそうです。
運動技能に関するある研究では、新しいスキルを身につけてから、1晩の睡眠をはさんで12時間後にテストを受けた被験者では、テスト結果が20.5%も向上しました。
それに対して、学習からテストまでに昼間の4時間をはさんだだけの被験者では、3.9%の向上しか見られませんでした。
学習の前に睡眠をとっても効果があります。
カリフォルニア大学の研究を率いたMatthew Walker博士によれば、「睡眠をとると、脳は乾いたスポンジのような状態になり、新しい情報がしみこみやすくなる」のだそうです。
目が覚めたら、寝る前に学習した内容の中から、覚えていることをいくつか書き出してみてください。
4.睡眠不足は、新しい情報の学習能力を大きく低下させる
睡眠不足はおそろしいものです。
睡眠の仕組みやその目的は、まだ完全に解明されていません、そのせいで、私たちは睡眠の必要性を軽く見てしまいがちです。
眠りの働きがはっきりしていないとはいえ、睡眠が足りないと何が起きるのかという点については、いくつかのことがわかっています。
睡眠不足の時には、リスクを避ける、なじみのある習慣に頼るなどの安全策をとりがちになります。
また、疲れていると体がうまく動かないため、身体的なケガを負う可能性も高くなります。
それに睡眠が足りていないと、新しい情報を取り入れる際の脳の能力が、場合によっては40%近くも低下します。
1晩ぐっすり眠れば、翌朝すっきり目が覚めて、脳の準備が整います。
それに比べると徹夜で行う「一夜漬け」の勉強などは、苦労するだけの価値はなさそうです。
研究によれば、学習した後の、最初の30時間が重要であり、この期間の睡眠が足りないと、30時間よりもあとに1晩ぐっすり眠ったとしても、それによる学習上の効果が相殺されてしまうのだそうです。
5.最高の学習方法は、誰かに教えること
自分が学んだことを誰かに教えなければならない状況に置かれると、新しい情報を吸収する能力が高くなります。
頭の中で情報をうまく整理し、より正確に記憶し、学習した情報のなかでも特に重要な部分を覚えられるようになるのです。
研究で、被験者を2つのグループにわけ、片方のグループには覚えた情報をテストすると告げ、もう片方には覚えた情報を
別の人に教えなければならないと伝えました。
実際には、どちらのグループも、覚えた情報のテストを受け、別の人に教えることはしませんでした。
それでも、別の人に教えることになると思っていた被験者のほうが、テストで良い結果を出したのです。
この研究結果は、学習前や学習中の被験者の心がまえ次第で、新しい情報の学習効率に大きな違いが出る可能性を示しているそうです。
私たちに自覚はないのですが、あとで誰かに教えなければいけない情報を覚えようとする時には、無意識のうちに、学習方法が効率的なものになる傾向があります。
たとえば、情報の最も重要な部分や、それぞれの概念の結びつきに注意を払い、頭のなかで情報を注意深く整理するようになります。
6.同時並行的に学習したほうが、新しい情報を覚えやすい
私たちがよく使いがちな学習方法のひとつを、カリフォルニア大学ロサンゼルス校の研究者Dick Schmidt氏は「ブロック・プラクティス(集中的練習)」と呼んでいます。
ブロック・プラクティスとは、何度も繰り返して特定のことを練習したり、集中的に覚えたりするアプローチのことをいいます。
たとえば、何時間も続けて歴史の勉強をしたり、テニスのレッスンでサーブだけを練習したりするのが、それにあたります。
Schmidt氏は、この方法ではなく、「インターリーブ(同時並行)」と呼ばれる別の学習方法を勧めています。
これは、複数の情報やスキルを混ぜ合わせて学習する方法です。
心理学を研究するBob Bjork氏も、インターリーブ・アプローチを取り上げています。
Bjork氏はその一環として、さまざまなスタイルの美術作品を画面に表示して、被験者にそれぞれの特徴を教えるという実験を行っています。
一方のグループには、
ブロック・プラクティス形式
(ある画家の特徴を示す6つの例を続けて見せてから、次の画家の例に移る形式)
で画像を見せ、別のグループには、
インターリーブ形式
(複数の画家のスタイルの例を混ぜて見せる形式)
で画像を見せます。
その後、2つのグループの被験者に、先ほどは見せていない絵を新しく示し、それがどの画家のスタイルだと認識できるかどうかテストします。
すると、インターリーブ形式のグループがたいてい60%前後の点数を取るのに対し、ブロック形式のグループの得点は30%前後にとどまるのです。
なお、驚いたことに、この実験の被験者のうち70%ほどは、ブロック・プラクティスが最も効果的な学習方法だと思っていたと述べています。
どうやら、学習に役立つ方法を客観的に理解するのは、なかなか難しいようです。
インターリーブに効果があるのは、人間に本来備わっている「パターンと、そこから外れたものを認識する能力」をうまく利用しているからだそうです。
また、もっと実際的な面から言えば、すでに知っている情報と新しい情報を同時並行的に学習することで、情報を定期的に見直す機会を得られるという利点もあります。
インターリーブを実践したいなら、たとえば試験前には、取り組むべき3種類の科目を代わるがわる勉強してみると良いでしょう。
外国語を学ぶ時には、スピーキング、リスニング、ライティングといったスキルをそれぞれまとめて学ぶのではなく、組み合わせて練習するようにしてみましょう。
テニスの練習なら、今日はフォアハンドだけ、今日はバックハンドだけ、今日はサーブだけといったレッスンをするのではなく、1回のレッスンで全部を練習するようにしてください。
さいごに
今回の記事では、脳科学コーチングについてや他の6つのポイントなど、自分自身の中に秘められている可能性の引き出し方や効率的に学習する方法などをお伝えしました。
今回の記事を読むことで脳科学コーチングの基礎的な部分も身に付くことができたと思います。
コーチングの手法として自分自身当てはまる瞬間があるときにぜひ活用してください。
他にもコーチングスキルのなかでもタイプ分けについて診断している記事もありますのでぜひ併せて読んで見てください。
コーチングの手法を使用するにあたり自分に向いているコーチングスキルについてもタイプ診断もしています!
コーチングについて考え方や3つの原則についても紹介している記事もありますのでこちらの記事も併せて読んで見てください。