今回は、コーチングスキルのニューロロジカルレベルについて、どんな理論なのか?お伝えしたいと思います。
このニューロロジカルレベルについて知ることによりビジネスの世界や個人の自己啓発や管理職の人材マネジメントにとても役立つこと間違いありません。
記事を読んでこの手法を学び自分のために役立ててください。
コーチングスキル【ニューロロジカルレベル】とは?
ニューロロジカルレベルとは、アメリカ発祥の「脳と心の取扱説明書」とも呼ばれる実践心理学NLP(Neuro-Linguistic Programming;神経言語プログラミング)の基となった理論です。
人間の意識レベルを体系化したモデルのことであり、コミュニケーションや心理療法におけるアプローチ技法として知られています。
一般的には、ビジネスの世界で個人の自己啓発や管理職の人材マネジメントによく活用されています。
【ニューロロジカルレベル】人間の意識レベル6段階
ニューロロジカルレベルでは、人間の意識レベルを6段階レベルに分けて分析するので、その6段階について説明していきます。
人材育成の観点においては、スピリチュアルを除く5階層へのアプローチが注目されています。
- レベル1:環境
- レベル2:行動
- レベル3:能力
- レベル4:価値観
- レベル5:自己認識(セルフイメージ)
- レベル6:スピリチュアル
数値が高くなるほど、その人のアイデンティティともいえる本質的な要素が強くなって、自身への影響力が大きくなります。そして自己認識や価値観の変化が、その後の能力向上や行動変容、環境の変化を生み出しやすくなると考えられています。
自己効力感が高まるとレベルの高いことにチャレンジできるようになり、様々な成長へとつながります。
この6つの段階からNLPのニューロロジカルレベルが構成されています。
では、1つずつ説明していきます。
【ニューロロジカルレベル】意識レベル6つについて説明
- 1.「環境」について
周りの環境、見えるもの、聞こえるもの、感じているものと言われています。
ここでは主にWhere?(どこ?)When?(いつ?)を意識するレベル。 - 2.「行動」について
行動、振る舞いなど、What?(何を?)を意識するレベル。 - 3.「能力」について
才能、能力、リソースなど、How?(どのように?)のレベル。 - 4.「信念・価値観」について
信念や価値観、信じていること、思い込みなど、Why?(なぜそれが大切か?)を意識するレベル。 - 5.「自己認識」について
自分は何者であるか、自分の役割・ミッション、Who?(私は誰?)のレベル。 - 6.「スピリチュアル」について
宇宙や地球、地域社会・職場・家族などの中での自分、Being(在り方)のレベル
これら、6つのニューロロジカルレベルを意識することがとても大事です。
自分自身が今どこにいるのかを認識できれば、次に必要なものが見えてきます。
上のレベルにいくには、自分の今までの考えを一度変えないといけません。
これが正直、難しいですよね。
ちなみに自分が上のレベルであれば、下のレベルの方のフォローは簡単ですが、自分と相手とのレベルが逆であれば難しいと言われています。
様々なことを想定して、ニューロロジカルレベルを見ると、いろいろ気が付くことも多くあるかもしれません。
【ニューロロジカルレベル】上位レベルが確立すれば全て解決する
多くの人から悩みの話を聴くと、大体下位3つの環境、行動、能力のレベルの内容がほとんどです。
- ・部屋が散らかっていて片付かない(環境)
- ・上司がいつも怒っていて社内の雰囲気が悪い(環境)
- ・朝なかなか早く起きられない(行動)
- ・食生活が不規則だ(行動)
- ・私は喋るのが苦手だ(能力)
- ・仕事で必要な資格がなかなか取れない(能力)
環境レベルの悩みを環境レベルで解決することはなかなか難しく、行動レベルも能力レベルも同様です。
また、環境レベルの課題を克服したとしても、それによって行動、さらに能力に与える影響はごく僅かです。
例えば、誰かに部屋を綺麗に片付けてもらっても、それによって私の行動に大きな変化が訪れたり、能力が身に着くことは稀です。
一方で、「私はこれをするために生まれてきたんだ」という「自己認識」が確立されると、生きていくための指針となるべき「価値観」が確立し、そのために必要な「能力」を身に付け、相応しい生活習慣「行動」が生まれ、その目的を中心とした「環境」になります。
もし、その目的を果たすために整理整頓された部屋が必要であれば、自動的に整っていくようになります。
上位レベルが下位レベルに与える影響が大きいということです。
コーチはクライアントの話を聴きながら、本当はどうなりたいのか、一番大切にしていることは何か、心から望んでいること、本来の自分の姿、理想の状態などにアクセスしていきます。
クライアントがこれらに気づいたら、悩みや課題の解決、具体的な方法や手段など自分で答えを見つけるようになります。
まとめ
今回の記事でコーチングスキルのニューロロジカルレベルについて、どんな理論なのか、お伝えいたしました。
ニューロロジカルレベルは、6つの階層を使い意識レベルを体系化したモデルです。
自分自身の現状を明確に把握して、人生の成果と充実感につながるように活用できます。
自己認識、信念・価値観が変わることによって、「能力」や「行動」が不思議と変わるので実践してみてください。
他にもコーチングスキルのなかでも自分自身の中で秘められている、様々な可能性を引き出すことも可能になるような脳科学コーチングというのもあります。
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