今回は、コーチングスキルでも応用される【褒める】【認める】【感謝する】のほめ言葉カードについてお伝えしていきます。
このほめ言葉カードを利用することにより職場も家庭も幸せにし子供達に夢と希望を与えることが可能です。
実践することにより自分にとっても自分に関わる周りの人達にとっても必ずといってもいいほど幸せな方向に向かえることが可能です。
そもそもほめ言葉カード(褒める・認める・感謝する)とは?
ほめ言葉カードとは、いろいろな状況で使用することができます。
『ほめる』=『コンプリメント』とは相手を明るく元気にすること、自信を持たせて勇気をつけること、夢や希望を与えることを目的として行う行動のことをいいます。
具体的には『ねぎらい、共感、好意的感嘆、笑顔、激励・応援、承認、良い点の指摘、プラスの可能性の示唆、感謝』などの方法があります。
「褒める」意味は『高く評価していると、口に出して言うこと』
ほめ言葉カードを実践して使用することによるメリット
職場や家庭などで【褒める】【認める】【感謝する】を良く使用することで周りにもこれを使用する習慣が生まれます。
ほめ言葉カードを使用することで『コンプリメント』の意識が備わります。
使用している方を中心に毎日のコミュニケーションに変化が生まれ、お互いに【褒める】【認める】【感謝する】を使用する習慣が生まれてきます。
自然に周りに影響を起こし良い環境を作ることができます。
ほめ言葉を習慣にする
企業などで使用でき、ほめ言葉を実際利用することにより会社も良い方向に向かえます。
部下指導に失敗するリーダーは部下を褒めることがない。
部下指導に成功するリーダーは部下を褒める
部下育成が上手なリーダーの習慣は、いつでもどこでも褒め言葉を使うことです。
例えば、部下が仕事でうまくいかなかったとしても、褒め言葉をかけていることはとても大事だと思います。
仮に結果は良くなくてもプロセスについては『褒める・認める』言葉をかけています。
リーダーから見たら部下の仕事で欠点を見つけようとすると、いくらでも見つけることができます。
このときのリーダーの指導の言葉しだいで部下のこれからの成長が決まることです。
例でいうとチャレンジをしたことだけでも褒めているリーダーの下なら、部下はどんどんチャレンジするように育っていきます。
チャレンジをする楽しさを覚えた部下には、与えるレベルを上げて行って、成功体験を積ませながら育成をしていけばいいのです。
- 部下は成功体験を積み重ねると、仕事に対する自信を持つことができます。
- 自分自信の仕事の問題解決能力に自信があるのは20%程度だというデータがあります。
- 自分の能力に自信のない人のほうが多いのです。
- 自信を持たせる指導をするのもリーダーの役割です。
失敗するリーダーは、部下を褒めるチャンスを逃しています。
できていることについては、できて当たり前と思っているからです。
なので、いつも叱るところから始まっているのです。
- 欠点の指摘ばかりで褒めることはありません。
- 欠点の指摘ばかりだと部下は新しいしごとにチャレンジしなくなります。
- 自分から仕事をする部下には育って行きません。
- 心の中ではできるようになったら褒めようと決めているので褒められないのです。
- 永久に褒めることができないかもしれません。
部下指導が上手なリーダーは、できたら褒めるだけでなく、褒めたらできる指導を行っています。
ビジネスコーチング大全 [ 橋場 剛 ]
褒め言葉W(ダブル)を使う習慣をつける
部下指導に成功するリーダーは褒め言葉Wを使うようにする。
褒め言葉Wとは、褒め言葉を二つ重ねて相手を褒める方法です。
例えば、「明るい」と「元気」の褒め言葉を二つ重ねて、「明るくて元気」と相手を褒めるのです。
「楽しくて幸せ」「最高におもしろい」「きれいで美しい」など、重ねて使うと効果が大きくなります。
「とても」「本当に」などの副詞を褒め言葉の前につけて言っても同様の効果があります。
「とても楽しかった」「本当に嬉しい」などの言い方です。
相手に与える嬉しさは、2倍以上になります。
さらに、相手の心をつかむ褒め言葉Wの使い方があります。
- 「やっぱり」「意外と」「本当は」などと組み合わせて相手を褒めるやり方です。
- 「やっぱり」と「優しい」で組み合わせると、「やっぱり優しい」ということになります。
- 「前から優しいと思っていました。今でも優しいと思っています」という気持ちを表現することができます。
- 「やっぱり能力が高い」「やっぱり頼りになる」「やっぱり飛び抜けている」など応用できます。
仕事を離れてプライベートでさりげなく言うと効果が大きいのは、「意外と」の後に褒め言葉を付け加えるやり方です。
「意外と優しい」「意外と素直」「意外とおもしろい」などです。
「本当は」の後に褒め言葉を付け加えるのも、私だけがあなたの良さを知っていると表現できる効果があります。
「本当は素直」「本当は優しい」「本当は可愛い」などです。
この褒め言葉Wは、自分自身に向かって言っても、相手に向かって言っても効果があります。
成功するリーダーは褒め言葉wを言うことが習慣になっています。
人間の潜在意識は主語を理解できないと言われています。
つまり、相手に言った褒め言葉も、自分に言われていると勘違いをさせる効果があるそうです。
他の人に対して褒め言葉Wを言うと、自分にもいっていると認識するので、潜在意識の中に褒め言葉が浸透してきます。
褒め言葉カードとは
「褒め言葉カード」は、延べ1万人のアンケートにより褒め言葉を厳選し、全100枚のカードにして見える化したものです。
カードになっていることによって、職場では上司や同僚と楽しく話し合い認め合いながら、より効果的なコミュニケーションを取ることができます。
家庭でも家族で楽しく遊びながら褒め言葉の会話ができるようになります。遊びながら褒める習慣を身に付けることができるのです。
「褒め言葉」をきっかけに初対面の人でも仲良くなれるケースがあります。
いつも会っている人でも「褒め言葉」を言わないままでいて、人間関係を悪くしてしまうケースもあります。
これこそ、褒め言葉の威力なのです。
しかしながら、褒め言葉の大切さを分かっていながら、ほとんどの人が、褒めることは誰でもできる簡単なことと思っているので、何の努力もしていません。
褒め言葉がすぐに思いつかない人が大半なのです。
習慣にするためには自ら学んで努力をしなければなりません。
その努力も、
- ①正しいやり方を学ぶ
- ②正しい順番で実施する
- ③楽しく継続すること
これがポイントになるのです。
褒め言葉が身に付くと、次のような効果があります。
- 職場では、褒め言葉の声掛けが絶えなくなり、お互いの仕事を応援しあうことができるような働きやすい環境になることができます。
- 家庭では、会話が弾み、お互いの気持ちを理解しあうことができ、和気あいあいとした家庭生活が過ごせるようになります。
褒め言葉研修を定期的に行えば、こんな変化が現れる
褒め言葉を使用する前の考え方
- 部下や同僚の欠点ばっかりが気になってマイナスの指摘ばかりする。
- 褒めたくても褒めるところがないと思っている。
- 部下や同僚を褒めると、相手がつけあがると思っている。
- 仕事は結果が全てで、経過については褒める必要はないと思っている。
褒め言葉を使用し続けた後の考え方
- 『出来たら褒める』というスタンスから、『褒めるから出来るようになる』というように考えが変わった。
- 褒め言葉を使うようになり、職場の雰囲気が変わった。
- 雰囲気がよくなり、離職率が改善された。
まとめ
今回は、コーチングスキルでも応用される【褒める】【認める】【感謝する】のほめ言葉カードについてお伝えさせていただきました。
褒め言葉を習慣化させることで職場だけでなく家庭など自分が日常的に関わる部分でとても影響されてきます。
周りからも最近変わってきて良くなっているなど思われるようになります。
習慣化させることが難しいので、最初は常に意識して行うことが重要です。
ただ最も重要なことは続けるということです。
続けるだけでいいのと単純なことのように思えますが常に意識して続けるってかなり難しいことだと思います。
難しいだけあり続けることにより、それなりに効果もでてくると思いますのでまずは行動を起こしてください。
【褒める】【認める】【感謝する】を意識することで自分自身の周りも少し変わってきていると思います。
自分だけでなく周りにも影響力があるってすごいですね