今回は、スケボートリックの中でもカッコいい技であり難易度的には、中級者~上級者の方がよくしているトリックである【スライド】について、お伝えしたいと思います。
このスライドが出来るようになるだけで目立つこと間違いなしですね。
ただスライドの種類によりますができるようになる条件としてオーリーができないと難しいスライドもあります。
ジャンプができないとできない種類のスライドもあります。
オーリーをある程度極めてから挑戦するのが良いかと思われます。
スケボートリックのスライドってどんなトリックなの?

スケボートリックのスライドというトリックにはさまざまな種類のスライドがあります。
中級者~上級者の方でないと難しいスライドもあるので、このスライドについて紹介いたします。
- バックサイドノーズスライド
- フロントサイドテールスライド
- バックサイドボードスライド
- フロントサイドボードスライド
- フロントサイドリップスライド
- フロントサイドパワースライド
- バックサイドパワースライド
- フロントサイド180°パワースライド
上記のスライドが基本的なスライドの種類です。
スライドというトリックは難易度もスライドによって全然違います。
スケートボードには見ての通りブレーキが付いていないので、減速する技術の習得が必要不可欠です。
スケボーでブレーキをかける方法は2通りあり、ひとつは靴の裏で地面と摩擦を起こしブレーキをかける方法、もうひとつがこのパワースライドです。
パワースライドは前者よりスタイリッシュな上に、様々なトリックの基礎にもなります。
今回は、このパワースライドについてメインでお伝えしようと思います。
パワースライドとは?どんなスライド?

パワースライドというトリックは、スライドのトリックの中で3種類あります。
この3つのスライドについて詳しくお伝えします。
フロントサイドパワースライド

フロントサイドパワースライドは名前の通り、まずは足の力を使ってスケボーを進行方向に対して垂直に押し出します。
ようするにウィールでスライドさせるトリックです。
うまくスライドができると少しびっくりしますがキーッツと独特な音がすることもあります。
パワースライドが主に使われる場面ていうのは、坂道を上から下へ滑走するダウンヒル中にスピードを調節するときっていう場面がよくあります。
他にもストリートで滑っているときの小技としてもとても有効に使用できます。
フロントサイドパワースライドは、トリック自体の難易度はそんなに高くありませんが、練習するためにある程度のスピードが必要であるので、プッシュでスピードを付けられるようになってから、さらにチックタックやマニュアルでデッキをコントロールすることに慣れてからトライした方が良いと思われます。
習得すれば、ボードスライド、ブラントスライドなど、スライド系のトリックの動きの基礎になり、後々役立ちます。
簡単に行うコツ
上半身を進行方向に対して開いていきます。
それに伴い前足に力を込めて回転の軸にし、後ろ足を使ってテールを押し出し、板が進行方向に対して垂直になるようにします。
完全に体と腕が開ききらないように注意をする。
意識としてはデッキの真上に頭があるようにすると、ちょうど良い位置でバランスを保つことが出来る
重心が前に傾き過ぎないようにする。
スライドを終える際は、後ろ足の力をゆるめ、ひねっていた体を元の位置に戻してデッキを元に戻します。
パワースライドに自信が無い場合はデッキから飛び降りるなどして、なるべく危険度の低い方法でスラムを避けるというのが良いでしょう。
バックサイドパワースライド

バックサイドパワースライドは、フロントサイドパワースライドと逆向きで、進行方向を背にしてスライドするトリックです。
フロントサイドに慣れてきたら、バックサイドパワースライドにもチャレンジしてみましょう。
バックサイドパワースライドは進行方向に対し後ろ向きにパワースライドするスタイリッシュなトリックです。
ダウンヒルのスピード調節に軽く出来たらそれだけでまずかっこいいです、バックサイドブラントスライドや、他にもフロントサイドボードスライドなどのように、スライド中に後ろ向きになるカーブやレールトリックの基礎にもなります。
簡単に行うコツ
まずは、膝を軽く曲げてパワースライドのための勢いを付け、前足を軸に後ろ足のつま先でテールを背中側に押し出します。
進行方向に対し正面になるように体を大きくひねります。
後ろ足と上半身を使って板を押しスライドさせますが、重心が後ろに傾きすぎないよう、頭はデッキの上にあるように意識します。
進行方向側のウィールが地面につまらないよう、デッキが地面に対して少しだけ開いているようにします。
安定する体の位置と、力のかけ方を見つけ、その状態をキープ出来ると長くスライド出来ます。
スライドを終える際は、後ろ足の力をゆるめ、ひねっていた体を元の位置に戻してデッキを元に戻します。
フロントサイド180°パワースライド

バックサイド (B/S) 180パワースライドは走行中に180°スピンさせるトリックで、ルーティーンの途中で素早くスタンスを切り替えたいときなどに使います。
バックサイド 180° パワースライドの醍醐味はストリートの何気ないクルーズのときでも使える点と、マニュアルなどのトリックと組み合わせることが出来ます。
簡単に行うコツ
まず最初に行うこととして、後ろ足はつま先に力を入れてテールの端に置きます。
後ろ足は前のビス上で足の裏に均一に力を入れておきます。
まずは、上半身の先行動作をスムーズに行えるように体を軽く正面に振りながら溜めを作ります。
最初は前足かノーズの周辺にある目線を後ろ足の辺りに向けます。
目線を移動しながら肩を使って上半身も回転を始めます。
テールに力を入れながらデッキを回転させます。
体が後ろを向き始めた辺りで後ろ足つま先に一気に力を加え進行方向側に押すようにしてデッキをスピンさせます。
前足はデッキの動きに沿うように自然に動かします。
回転の軸は頭で先行動作の際に目線を移動した後に頭は動かさないようにします。
先行動作の際に後ろ足に向けた目線は体が180°回転しても動かさないようにします。
目線を安定させることによりより頭の位置が安定し軸としての安定性が増します。
うまくスピン出来ると後ろ足があった場所に前足がくるので、そうなるまで目線を移動しないようにします。
スピンのタイミングや容量について解説しましたがこれらの動作は一瞬の出来事です。
体が途中で回転を止めれば勢いが無くなり完全に回りきらずに止まってしまうと思います。
まとめ

今回は、スライドとはどんなトリックなのか、その中でも割かし簡単なトリックであるパワートリックにフォーカスを置きお伝えいたしました。
様々なスライドができるようになることで他のトリックとも組み合わせれるようになります。
自分に合ったトリックと組み合わせることが一番だと思います。
ちなみにコツを掴むまではスライドもすぐにできるようなトリックではないので、あとは練習あるのみだと思います。
できるようになればカッコいいトリックのひとつなのでできるようになっておきましょう。
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